昨年は種子島でモンスター級のアタリ1発/日、3日間で3発、完敗でした。
その種子島遠征が終わった時から計画していた甑島に挑みました。
5月16日(木)前泊
仕事がんばってバッタバタで羽田へ。
同じく仕事がんばって伊丹に向かう◯山さんは空港リムジンバスが遅れてハラハラ。
羽田に着くや今度は私の乗る飛行機が機材繰りの関係で遅れ。
急いで来たのに1時間以上も待ち。
その間、甑島の天気予報を見ると初日以外は雨と爆風の大荒れ、鬱予報。
ANA629便 21:30頃に鹿児島空港着
釣竿や得体の知れないツブとかいう餌を預けても空港職員さんはめちゃくちゃ親切。
いつ乗っても日系大手二社はほんとにすごいと思う。
自分だったらきっと「なんだよツブって」って思う。
先に鹿児島空港へ到着していた◯山さんをかなり待たせてしまいました。
鹿児島空港から薩摩川内市へ約60分。
23:00頃に川内駅前の東横インに到着。爆睡。
5月17日(金)【釣り1日目】
予報通りまだ崩れておらず良い天気でした。
新幹線も止まります |
7:30 出発 レンタカーにて川内港へ。
途中、お約束の釣具屋調査。
沖縄でも思いましたが、がまかつが多い感じ |
多分、こっちの青イソのことだと思いますが、青ゴカイという名で売られていました。
8:15頃 川内港に到着
高速船のチケット売場 |
高速船といっても種子島へ行った時のトッピー号とは違い“船”って感じです。
長く伸びる地続きの堤防もかなり気になります |
8:50発 川内港〜9:40着 里港(甑島)
トッピー号と違い常時着席シートベルトで拘束されず、船内を歩けるので快適。
50分くらいで着くので楽です |
10:00頃 レンタカーを借りて◯山さんの常宿である民宿ととやに到着
民宿ととや |
◯山さん、しょっちゅう来てる感じ 笑
部屋も広くてきれいでかなりイイ感じでした |
チェックイン、釣り仕度を整えて出発。
途中、自分のエサを調達、なんかよくわからないけど必釣祈願。
今回こそモンスターをゲットできるように |
今回、◯山さんが渡船をお願いしてくれていた船が待つ堤防へ。
離島は本当に空、山、海の全てがきれいです |
10:30 出船 今回の本命ポイントへ
この穏やかな最高の天気は午前中まででした |
今回の目的地が見えて来ました。
西崎の堤防 |
約20分ほどで到着です。
干満差が2m前後あるらしく、下げいっぱいで7mタモがほしいくらいです。
逆に満タンになると木更津より気持ち高いくらいまで潮が上げてきました。
下げ途中で川崎新堤の6番アウトくらいでしょうか |
11:00 釣り開始
ワタクシは前回の種子島で反応が良かったことを踏まえて持参したボサガニでスタート。
2〜3落とし目の外海側のタナ二ヒロほどで刺激的なアタリ。
強めに合わせをくれると明らかに普段の黒鯛とは違う感触と最初の突っ込み。
これは直ぐに外れてしまいました。
数分後、背中越しに◯山さんからの掛け声が!
根に入られ膠着状態になったり、ハンパないやりとりで上がってきたのはタマン!
あっさり50後半サイズ |
もうなんと表したらよいのかわからないくらい強烈な引きでした。
そのまた数分後、ワタクシにも再度アタリがきました。
やはりイイ感触と強い引きで上がってきたのは高級魚のアカハタ。
38cm 40オーバーの黒鯛よりぜんぜん強いです |
タナ二ヒロでボサガニをバリバリ食ってきました。
その後、時合いが過ぎたのかアタリが遠のきました。
合間に◯山さんが得意の?むしろこっちが本業なのでは?というイカ釣りを開始。
また背中越しで糸鳴りが聞こえたので振り返ってみると竿がブン曲がっていました。
上がってきたのはこれもモンスター。
3kgオーバー級のアオリイカ |
いきなりタマンといい、アカハタといい、次にこのサイズのアオリイカ。唖然です。
美味そうです!!(即リリースしました) |
甑島とこの堤防のポテンシャルに驚かされました。
とりあえずなんでもデカイ。
エサ取りもほとんどいない。
その後は潮止まりもあって休憩。
夕方の上げに狙いを定めて15時頃から再開。
潮や条件に正直なのか、読み通り反応が出始めました。
こんな30cm前後の小ぶりなのに… |
見た目もアタリもめっちゃドヤンキーな青ブダイさん。
とにかく凄まじいアタリをしてきてスピードが凄いです。
夕まずめに向けてヘチ際に様々な魚影が見え始めます。
タナ二ヒロほどでゴルフボール大のツブダンゴを一気に竿先まで持って行きました。
とりあえずラインは出さないフルロック、竿も伸ばされないように溜めましたが…
あっさりこんな感じで解決してゆきました 泣
勝てる気がしない |
タナとアタリと初速、パワーからタマンと思われます。
なんとか止めて行けるかも!と思ったら、それ以上でやり返されました。
引き続き落としていると、水面直下にどこかで見た顔がヒラを打っていました。
日差しのせいか堤壁の付着物のせいか薄いピンクにも見え、赤?かと思いました。
まさかの再開。
ここまで来て君に会うなんて |
少し離れたところに落としたダンゴをしっかり追い食い。
引き込んでいきました。
半信半疑で上げて見て、まさかのここでもチヌ。
仕掛けがごついので48cmの良型でも瞬間的に上がりました。
ワタクシがチヌ君と戯れていると、先端コバの方で◯山さんがキタ!と叫びました。
↑この動画の“モノマネ”を棘棘のコロッケハンにお願いしてみてください。
17:30頃
必死こいてる◯山さん、『たぶん、本命や』とモンスター宣言。
緊張感ハンパじゃありませんでした。
そして浮いて来たのは…
超ド級 64cm 4kgオーバー計測不能 |
もはや、見た目マンボー。。
チヌ君用の検量機しか持っていないので、4kgを振り切り計測不能。
取り込んでまじまじと見たら顔と口が怖いのなんの。
ワタクシも続けと同じ先端付近を攻めると、チャンスはもらえるのですが…
こうなります。
ナイロン6号 根ズレている感じです。 |
ブチブチ切られます 泣
めげずにもう一度がんばるも…なんでこうなるのか…
なんで君なのか |
アタリは本命そっくり。
しっかり合わせてフルロック。
ヨシ!止めた!獲れるかも!?
アレ?巻ける??
って感じでした。
夕まずめの時合いもハッキリしていて凄い反応と食いでした。
雰囲気も抜群 |
時合い終了なのかその後は反応が途切れてしまいました。
エサのツブダンゴはこんな感じです。これで小ぶりな方。
タマンはこれを一気にいきます。 |
景色などを見ていて手元に違和感を受け視線を戻すと竿先は既に明後日の方向です。
初日のワタクシの釣果3点セット。
黒、赤、ピンク、青(ヤンキーは解放済み)
面白かったし有り難いし贅沢なんですけど… |
なんか複雑。。
頑張ったんだけどなぁ
掛けてから最初のここまでは良いのですが… |
両手でフルロック、ガチ溜めするのですが、この後に本気を出されてやられます。
19:00 終了 納竿
初日の条件と収穫
11:00〜19:00 晴れ、東寄りの風8〜9m時折突風
ワタクシ
アカハタ38cm、チヌ48cm、カンダイ46cm、青ブダイ30cm前後
◯山さん
本命64cm、4kg超(計測不能)、アオリイカ3kg超、タマン50cm超
19:30頃 入浴 お風呂も大きくて気持ち良かったです。
20:00頃 夕食 ご馳走です。
刺身から天婦羅から満腹になりました |
23:30頃 就寝
5月18日(土)【釣り2日目】
4:00 起床
予報通り夜中には天候が悪化し、既に昨晩の時点で高速船の欠航が確定。
鹿児島本土への戻りはフェリーしか手段がなくなりました。
それでも、朝一のモーニングに賭けて2時間半という短時間勝負。
4:30 出船 雨と風の暗闇の中、少し恐怖を感じながら向かいます。
5:00 釣り開始
先にスタートした◯山さんが早速、昨日と同じポイントでヒット。
前日を超えるサイズの本命でしたが… |
なにやら昨日のバケモノを超えるサイズらしく、◯山さん明らかに苦しそう。
なんとか水面まで浮かしてきましたが…
まさかの針ハズレ。
どうにも焦って水面に浮かせ過ぎたのが原因とのこと。(この後、50cmジャストの本命を一つゲットしていましたが)
二日目のモーニング勝負では私には本命らしきアタリはありませんでした。
前日と同じくタナ二ヒロほどでタマンらしき理不尽なアタリ。
ですが、どう頑張ってもこうなります。
一度目のアタリは針ハズレ、二度目は道糸からイかれました |
なんかもう、獲れる気がしない…
タックルにも限界を感じる部分がありました。
7:30 終了 納竿
二日目の条件と収穫
5:00〜7:30 雨、東寄りの風8〜9mしょっちゅう突風
ワタクシ
デコりました。
アタリ1発目 タマンらしき魚 針ハズレ
アタリ2発目 タマンらしき魚 道糸ブッチ
◯山さん
本命50cm 1枚
本命60cmオーバー 水面バラし(針ハズレ)
タマンらしき魚 ハリスブッチ
こうして初甑島遠征は種子島に続いて完敗という結果で終わりました。無念。
8:00 朝食
ずぶ濡れになったのでシャワー浴びさせてもらい、美味しい朝食をいただきました。
朝の釣果の話をしながら朝食をとっていると、まさかのフェリーも欠航の可能性。
ここからがしんどかった。
欠航の可能性を知り、急遽9:30里港発、串木野港行きのフェリーに乗ることに。
これを逃して次のフェリーが欠航した場合、帰る手段が無くなるという大ピンチ。
猛ダッシュで着替え、片付け、荷造り。
レンタカーに給油をして返却。
荷物は当初、宅急便で送っていたはずの物まで手持ちに(一度で持てる量ではない)
辛いこと、我慢、バタバタするのが大嫌いなワタクシは大体この時点で諦めるのですが…
そうもいかない状況に追い込まれ必死。
離岸2分前に飛び乗り乗船。
乗船券売場の人や係員には「もう間に合わないよ」と言われていたほどのギリギリ。
9:30発 里港〜10:45着 串木野港
フェリーニューこしき
奇跡的に間に合ったから安心とはならず。
時化で欠航前の便に予定を早めた島民でフェリーは混み合い。
最後の最後で乗船した為、既に座席は埋まっており。
フロアの階段に座るしかなく。時化の特典付きで軽い船酔い状態に 泣
10:45着 串木野港
川内港と甑島を高速船で移動のはずだったので、ここにレンタカーは無いのです。
川内港に置いてあるレンタカーを回収しに行く必要があります。
役割として、とても持ち運びのできない量の荷物を串木野港でキープにワタクシ。
◯山さんが川内港に置いてあるレンタカーを回収してくるということに。
串木野港から川内港までの移動手段である接続バスに乗り遅れました…
15:00 薩摩川内市入り
あれこれハプニングがありすぎましたが、なんとか鹿児島本土、薩摩川内市まで帰還。
このドタバタは辛すぎました 泣
16:00頃 川内駅前の東横インにチェックイン
洗濯したりカッパを乾かしたり、ここで少し体制を立て直し。
18:00〜19:30 夕食&作戦会議
蕎麦屋で一杯やりながら三日目の予定組み。
21:00頃 就寝
もう疲れきって起きていられないのです。秒で意識が飛びました。
5月19日(日)【釣り3日目】
3:00 起床
3:30 出発 レンタカーに薩摩川内市から鹿児島市へ移動
5:00 出船 天龍丸にて渡船
5:30 北埠頭防波堤2番 釣り開始
外海側がスリット、湾側が垂直のなかなか大きな堤防が三つありました。
2番から3番と呼ばれている三つ目の堤防を望む |
ノーデータの私たちは真ん中の2番と呼ばれている堤防に降りました。
湾側のインコース |
私たち二人以外には誰もいない貸切状態。
外海側のアウトコース |
目の前には桜島。
天気が良ければ最高の景色だったのですが残念です。
あいにくの天気で桜島を綺麗に見れず |
ここでの釣果は、目的が違うので外道となってしまうチヌ君。
いつもお世話になっているので申し訳ないのですが。
ほぼ大阪北港と思ってください |
水深は15〜20mくらいあってインコースの垂直面で赤が狙えるらしいです。
今回は全く反応がないのでアウトのスリット面に行くと、チヌ君がパクパク。
4〜5枚釣ったら飽きてしまい、冷たい雨風に心も折れて早上がりを決断。
黒鯛を釣ってこんなにも無だったのはじめて。
10:00 終了 納竿
三日目の条件と収穫
5:00〜10:00 雨、東寄りの風5〜6m
ワタクシ&◯山さん
チヌ各4〜5枚+気持ち悪いヤンキーフィッシュ(◯山さん)
ある意味モンスター 気持ち悪いです |
遠征に行くと必ず一つは身の危険を感じるやつに遭遇します。
しかも釣るとすごくガッカリしてモチベーションが下がるという特殊能力の持ち主たち。
11:00 洗濯
市内のコインランドリーに立ち寄り、最低限の洗濯と宅急便発送の荷造り。
雨と共に被った桜島の灰でカッパや釣り具が汚れました。
おまけに気温も高く数日ダンボールの中で蒸し蒸しするのでカビ君の発生に注意です。
13:00 風呂
市内で銭湯を検索。昭和感ハンパない昔ながらの銭湯に行きました。
鹿児島にはお風呂屋さんがたくさんあります |
竹迫温泉 源泉掛け流し銭湯 大人¥390
タオルとか貸し出しサービスは一切なく、ほんとの昔の銭湯。お湯もバカ熱。
疲れた身体に最高。きれいサッパリ。
14:00 昼食
色々悩んで無難に鹿児島の黒豚とんかつに。
外国人観光客も複数いました |
16:00 荷物 宅急便発送
17:00 レンタカー返却
17:30 鹿児島空港
反省会。懲りずに早くも次の遠征計画話しに。
帰れなくなる寸前だったのに…着ける薬がありません。
19:20 鹿児島空港発 ANA630便
◯山さんはJALにて伊丹空港へ。
この青と赤でそれぞれ分けるのが非常に重要。大体5〜10分違いで発着になります。
21:05 羽田空港着
21:30 帰宅
かなりハードなスケジュールでした。
帰って来れて良かったぁ。
遠征の天候条件によるリスクはつきものとはいえ、かなりしんどかったです。
でも、種子島、甑島と二連敗。
もう釣るまで引くに引けない。
きっと私はまた行ってしまいます。
というより秋に行くかもしれません。。
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