今年2回目の甑島へ遠征してきました。
前回は春の予定をコロナ禍で延期した7月、今回も直前に第3波が騒がしくなりました。
正直、気まずい感はありました。
【初日】
7月に比べて羽田空港の人の多さにちょっとびっくり。それでも通常の半分。
9時半に鹿児島空港へ到着し、串木野港目指して約50分。
途中、注文、留置しておいた宮城県産のツブを引き取りフェリーに。
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車両代は別 |
現地は強風波浪注意報が出ており嫌な予感。
乗船して接岸している間にPCチェックしていたらクラっときました。
危険と思い即止めるも前日の寝不足も加わり手遅れに。
出航して間もなく地獄のはじまり。
ウネリは2m程度も船に弱い私には十分でした。
キラキラマーライオン寸前まで追い込まれて半べ 泣
なんとか耐え抜き上甑・里港へ到着。
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歓迎とはあるものの、複雑なんだろうなぁ… |
13時に民宿とと家さんチェックイン。
「ただいま〜」と言いたくなる様になってきました。
このところ満室なんだとか。Go Toの効果?影響?は明らかな様です。
早速着替えて初日の釣りへ。
13:30〜17:00 西崎の堤防
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甑島遠征のメイン堤防 |
里港へ到着した際は島は穏やかに感じましたが、渡堤するや南の爆風。
たぶん12〜15m、ときより15m超の突風に見舞われました。
なんとか準備して釣り開始。期待感MAXの一落とし目で着底と同時に反応、気合の入った合わせもまさかの素針。
回収してみるとハリスがスッパリ!?本命ではないことは確か。
入れ替わって丸山さんの一落とし目。
同じく一落とし目でアタリ。上手く乗せて上がってきたのは…
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今回のモンスター |
まさかの巨大ハリセンボン。
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でかい |
測ってみると47cmありました。しかも全く膨らまず。。つまらん。。。
東京黒鯛神の佐藤さんのご紹介と手はずで注文取り寄せできた宮城県産のツブ。
黒鯛釣り用でいう一枚貝の大きいサイズとはなってしまいますが、十分に使えました。
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佐藤さん、ありがとうございました |
その後、初日は強風によるトラブル続きのあげくアタリ無し。
丸山さんのロッドケースが吹き飛ばされ落水、なんとか回収。
竿、リール、偏光グラスまでも飛ばされガリガリの傷だらけに 泣
仕上げに干満差2〜3mの激しい干潮と波風で帰りの船に飛び移るのに一苦労。
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命がけ |
普段から長八丸や丸清丸で鍛えられているせいか怖さはなく。
初日の釣りは散々、遠征あるある試練で終わりましたが、とと家さんの夕食は最高。
この日は都内在住のミカさんと同日泊となり、一緒に晩酌と夕食。
とても楽しい時間を過ごしました。民宿の醍醐味ですね。またどこかでお会いしましょう!
【二日目】
昨晩からの大雨予報の通り夜中から朝方にかけて激しく降っていました。
運が良いのは朝4時過ぎには雨が止んだこと。
天気が微妙であったため渡船の予約はしておらず、里港の漁港地続き堤防へ。
6:00〜9:00 モーニングの部 里港の堤防
ここは7月の遠征最終日にタナ二ヒロで61cm、4kgのシルバーを釣った奇跡の地波止。
甑島の日の出は遅くこの日は6:50分頃。
竿を準備して空が白けてきたと同時にスタート。
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この地続き堤防のポテンシャルはすごいです |
丸山さんは手前のへの字コーナー付近より開始。
私は途中、上がる階段がなく先端コバ付近より開始。
落としはじめて暫くすると反応が出ました。3〜4度となかなか乗らずもアタリは本命っぽい。
丸山さんを呼んで「拾ってください」と入れ替わり。
ツブが大きいので少し割って落とすと乗りました。
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さすがです |
上がってきたのは小ぶりですが40オーバーのメス。
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食べるに最高のサイズです |
やはり本命のアタリだったかと振り返るも、まだいてほしいと祈りながら再開。
ビッグベイト、ビックフィッシュに拘り引き続きデカツブダンゴで。
エサの大きさとアタリのタイミングを考えて。
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ズンッと乗った瞬間がたまりません |
49cmのシルバー成りかけ満足サイズ。引きも最高でした。
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シルバーの嬉しさは格別です |
まだいてくれて良かった。
今朝は魚が集まっているのか丸山さんが二つ目をゲット。
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同じポイントに集中しました |
サイズUPの二つ目。
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50手前のメス |
入れ替わって私も二つ目をゲット。
2〜3回当たるもまたもや乗らないので、ここで思いついたのがエサ替え。
お土産、夕食の御数を拾えればと思い持ってきた「業務スーパーの冷凍アサリ」
これが大活躍。一気に引き込んでギュイーン!!でした。
二人で2枚ずつゲットしてアタリが続いたので一度、ストリンガーを取りに車へ。
体制を整えて追加を狙おうと戻ってくると時合いは終了した模様。大体こうなる。
しかしながら、この里港の漁港堤防には驚かされます。
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民宿とと家さんへプレゼント |
昨日の時点ではどうなるかと思いましたが、これで今回の遠征も大成功。
朝の3時間、二人で各2枚の計4枚と効率も良く最高です。
とと家の大将も「まさに朝飯前だな」とお褒めの言葉 笑
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朝食も最高です。甑島の名物きびなご |
精神的に余裕ができたのでゆっくり休憩、午後の予定をじっくり考えました。
この日は風向きが北に変わった爆風であったため、沖堤への渡船は見送り。
午後も引き続き、里港の漁港堤防で狙うことにしました。
11:00〜12:00 午前の部 里港の堤防
12:00〜13:00 お昼ご飯
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鯛味噌ラーメン Go Toクーポンで |
13:00〜17:00 午後の部 里港の堤防
アタリなく沈黙。特エサである業務スーパー冷凍アサリを使ってもダメ。
たま〜にエサ取りのチビカサゴが当たるくらい。
この甑島で釣りをしていて不思議でありすごいところはエサ取りが少ないこと。
この時期はタマン先生もいない様子。
いつでもどこでもへーちゃんこと「へ鯛すらきませんね」と話していると…
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呼んでないよ |
言ったそばから即きました。
期待を裏切らないへーゾウ。そしてガッカリ感。本命だと思ってやりとりしました。
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デカツブを口のまわりにつけて |
遠征時の時間はあっという間です。もう一つ釣っておきたいと頑張りました。
15時前に三つ目ゲット。
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40中盤の姿造りサイズ |
二日目の釣行は大成功となりました。
そして楽しみの夕食。
甑島遠征、とと家さんへくると大体2〜3kg太って帰ります 笑
とと家の大将のお気遣い、サービスで姿造りをしてくれました。すごすぎる。
甑島の焼酎で晩酌。最高でした。
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美味しかったです! |
捌いた腹からはエサの宮城県産ツブが割れずに丸ごと出てきたとのこと。
甑島にはツブは付いていないので確実。何度もエサを取られヘマした証拠です 笑
とと家の女将さんが「毎日、魚、刺身だけだと飽きるでしょう」とお気遣い頂き。
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ハンバーグにカキフライ、カブの煮付け |
釣果に加えてお腹も大満足。
たしか21時半には寝たはず。布団に横になって即意識飛びました。
【最終日】
里港漁港の目の前にある沖堤に渡船。
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かなり魚影が濃い実績ポイント 里港漁港の地続き堤防の目の前にあります |
6:30〜9:30 里港の沖堤
一番の好天になりました。
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ロケーション最高 |
ですが、釣りはそんなに甘くない。不発。。
大活躍の特エサに変えても手のひらサイズのブダイを連れてきただけ。
本命らしきアタリは丸山さんに一発。これも直ぐにラインブレイクして終了。
モヤモヤ感いっぱいで宿へ戻り朝食。
急いで食べて12時までの90分、フェリー出航時刻にリスクを背負って勝負を決意。
10:30〜12:00 里港の堤防
迷わず前日のポイントで直行。
陽も登りモーニングほどの期待は持てないが前には良型のグレやアオリイカがウヨウヨ。
焦る気持ちを抑えて集中して落としました。
ようやく本命らしきアタリも乗らず。時々もらえる2〜3回のアタリをミス。 タナの引き込みで掛からず、着底からの聞合わせですっぽ抜け。抜けた感触は大きい魚。
ヘマを繰り返して11:30過ぎ、着底手前で力強く引き込みました。
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釣って終われる最高の締め |
今回、遠征の最大51cmでした。この漁港の地続き堤防のポテンシャルには本当に驚かされます。
前回7月の1枚と今回の4枚、丸山さんの2枚を数えると計7枚/遠征2回。
動画で予習、修得しようと思っていた神経締めも上手くいきました。
血抜きを済ませてダッシュで宿へ。
着替え、荷造り、魚の冷蔵梱包、バタバタでチェックアウト。
とと家の女将さん、ごめんなさい。
帰りのフェリーは下甑の長浜港から乗船する計画。
上甑と下甑に橋がかかり陸路で行き来できる様になった様です。車で約50分。
なんとか間に合いました。
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下甑・長浜港から鹿児島本土の串木野港へ戻ります |
長浜港14:35発〜串木野港16:15着
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長浜港からは100分乗ります |
帰りの海は穏やかで前日に十分な睡眠もとれたので船酔いせず。
串木野港から鹿児島空港へ戻って反省会。
21時半に羽田へ到着、22時に帰宅しました。
もう一つGo Toで購入済みのパックがあるのだけど、どうなることうやら…